ボイスキャディの2021年モデルゴルフウォッチ「A2」が4月29日に発売
ボイスキャディには記事執筆時点で時計型ゴルフナビ(2021年モデル)がT8、A2、G3と3機種あります。A2はちょうど真ん中のモデルで価格は29,700円(税込)です
フルカラーコースレイアウト表示でタッチ操作に対応。グリーンアンジュレーション機能を搭載するのに3万円以下で購入可能なゴルフウォッチとして注目されていました
今回はメーカーからレビュー用にサンプルを送ってもらったので早速実際にラウンドでテストしてみました。良い点と気になる点を正直にレビューしていきます
結論から言っておくと3万円以下で高性能なゴルフウォッチがほしいと思っているなら是非とも候補に加えてもらいたいナビです。高機能ながらシンプルかつ簡単に使えるのでレベルを問わずおすすめ
▼ボイスキャディA2をオススメするのはこんな方
- タッチ操作で直感的に操作したい
- コースレイアウト表示がある方が良い
- グリーンアンジュレーションを使ってより緻密なコースマネジメントがしたい
- 高機能だけどシンプルで簡単に使えるナビが欲しい
- ゴルフ以外に余計な機能は不要
ボイスキャディA2の概要
冒頭でも触れていますけれど、既にレビューしているT8より価格も安く29,700円(税込)
T8がハイエンドモデルモデルで、A2はミドルレンジという位置づけです
グリーンアンジュレーション搭載
安くはなってもボイスキャディ2021年モデルの目玉機能であるグリーンアンジュレーション機能が搭載されているのが最大の強み
フルカラーレイアウトと高低差に対応
フルカラーコースレイアウト対応なので、好きな場所をタップすることで自在に距離を測ることができます。さらにタッチした箇所までの距離に加えて、グリーンまでの残り距離までも計測が可能。いわゆる3点間距離表示というものです。残念ながらT8と違ってバンカーなどのハザード位置情報が通常は出ません。なのでハザードまでは自分でタップして計測することになります
任意の位置にピンポジションを変更できる
ピンポジションはタッチ操作で快適に変更可能。フロントエッジとピンまでの距離が表示されているからピン位置をセットするのも簡単です
アクティブグリーンでより正確なエッジまでの距離を測れる
アクティブグリーンビューという機能を搭載
飛距離計測は自動
A2にはオートショット機能が搭載。毎ショットごとに飛んだ距離を自動で計測。このショットは何ヤード飛んだのだろうかというのが把握できます
スコア登録も簡単
スコア登録機能ももちろん搭載されています。ホールアウトごとにスコア登録の画面が表示されるので、スコアとパット数の登録を行うだけとシンプルです
ラウンド中にもスコア確認をすることが可能
ボイスキャディA2の仕様
液晶 | フルタッチカラーLCD液晶(ゴリラガラス3) |
誤差範囲 | 3ヤード〜5ヤード |
稼働時間 | ゴルフモード約10時間/時計モード約10日間 |
電源 | リチウムポリマー充電式 |
防水 | IPX7 |
サイズ | 47×47×13.9(mm) |
重量 | 50.5g |
▼ボイスキャディの時計型ナビの機能を比較したものが下記
スポーティーでクールなデザイン
普段使いにはあまり向かなさそうではあるけど、スポーツ用と考えればクールでかなりカッコいいと思います
▼ボイスキャディのハイエンドモデルT8のデザインがこちら
秀逸なグリーンアンジュレーション機能
ハイエンド機のT8とT6同様にグリーンアンジュレーション機能搭載。コース上でのテスト結果、実際のグリーン形状と比較しても問題なく反映されていました
T8と違う点は、グリーンの起伏に応じた矢印マークが出ないところに加えてグリーン上でのカップまでの距離や上り下りがわかるパットビュー機能がないところです
最上位機種と比較すればわずかに機能は制限されていますけど、一応これでも下りや上りなどの情報も把握できますからグリーン上でラインを読む際の参考にすることは可能です
T6と同程度の機能性なのに8,000円安くなってコスパ◯
グリーンアンジュレーション機能やコースレイアウト表示、タッチ操作など機能面ではほぼ似たような感じの前作T6よりも8,000円も安く購入できる点はうれしいところだと思います
安くなってもタッチ操作の快適性はそのまま
安くなっているなら少し気になってくる点といえばディスプレイのタッチ感度だけれど、ここに関しては全く問題なし。タッチ操作はスムーズで快適、最上位モデルのT8と比べても遜色ないですね
防水性機能がアップ。雨天時も安心になった
T6では生活防水だったのに対してA2ではIPX7防水へと進化しました。ゴルフウォッチは雨に常時さらされることになるからこのアップデートは最高です
PCと接続するとアプリにスコアを転送可能
T8やT6は専用アプリ「Myvoice caddie」で管理できるのですけれどA2はアプリに対応しておらず直接繋げることができません。これはまあまあ不便ですけどPCに接続すればアプリにデータを転送することも可能です
気になるところ
現状は競技では使えない
トーナメントモードにすることで高低差機能はONとOFFして切り替え可能です。ただし今のところOFFにしてもグリーンアンジュレーションが消えないようでこれがかなり問題
このままだとルール違反になってしまうので競技使用できません。アップデートされると思いますが早急に対応してもらいたい
すべてのゴルフ場でグリーンアンジュレーションはまだ使えない
2021年5月には全国1600〜1800コースでグリーンアンジュレーション機能に対応しているそうです
つまり、まだすべてのコースに対応できていないのでグリーンアンジュレーション機能を楽しみにしているなら、普段行くゴルフ場が対応しているコースがどうかチェックしておくのが良いでしょう
ここも今後はどんどん増えてくるはずなので改善されるはず
計測精度の検証
レーザー距離計に加えて他メーカーのゴルフナビと精度面はどんな感じなのか比較して検証を行いました
レーザー距離計はファインキャディJ300、GPSゴルフナビはユピテルYGN7000
結論を言っておくとピンポジション変更した際にレーザーと比較したものは最大3ヤード程度のズレで問題なし。ユピテルとの比較ではセンターはほぼ同じです。
▼まずはピンポジを変更してピンまでの距離を直接レーザーで計測してみたのがこちら
ピン位置を変更して計測を行いましたが、この場面では1ヤードのズレ。レーザーと比較すると3ヤード程度ズレるシーンもありますけれど誤差の範囲内と言えるでしょう。問題ありません
▼続いてはゴルフナビ比較
フロントは3ヤードずれが出ていますけれどセンター、バックエッジはほぼ同じです
▼続いてはこちら
センターは同じですが、フロントとバックエッジにはズレが出ていますが、ビックリするほどズレることもないです
▼次の地点
センターはやはり問題なし。フロントとバックエッジには2ヤードから3ヤードのズレ
▼カートナビとも比較しておきました
ピンポジションを変更して計測したものですけれど2ヤードのズレ。センターやピンまでの距離は正確に計測できるという印象です
総評:3万円以下のゴルフナビとしてはクオリティが高くておすすめ
トータルでみればゴルフナビとしては十分すぎるほど満足できる性能です。3万円以下でフルカラーレイアウトはもちろん、実用性十分なグリーンアンジュレーション機能を搭載しているのには驚きを隠せません。さらに防水機能やオートで飛距離計測ができるモデルを探しているならベストな選択肢になるでしょう
ナビとしてのクオリティは高いから、あとは問題点であるトーナメントモードにしてもアンジュレーションが消えない点をどうにかしてもらいたいところ。早急なアップデートを期待します
おすすめ度:
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