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【レビュー】Shot Scope V3|ショットデータを収集するには最高のGPSゴルフウォッチ

ショットスコープV3評価レビュー

Shot Scope V3という時計型のGPSゴルフナビをご存知でしょうか

日本ではまだ馴染みの薄い製品なのですけど、海外ではリーズナブルな価格ながら高度なショットトラッキング機能を搭載している点が評価されているゴルフウォッチです

shotscope v3ラウンドテスト

個人的な感想ではラウンド時のショットの統計データを収集することがメインの機能と言って良いと思っています

とにかく多くのラウンド情報を手に入れることができて、ツアーレベルの統計データを取得することが可能。取得したデータはスマートフォンアプリやPC上から確認及び編集を行うことができます

まさ
まさ
素晴らしいゴルフウォッチです。現在はメイン使用するほど気に入っています

ただ、難点をあげるとすれば日本語には対応していないところと、ゴルフナビとしての機能はとてもシンプルで情報量的に少ない部分

現在はアプリの日本語アップデートが行われました。ただ、まだ完全ではなくてほぼ英語なので、そこだけは注意

サポートページでは日本語説明書のダウンロードも可能です

公式サイトshotscope.jp

なぜ今回ShotScope V3を購入したのかというと、デザイン性も中々好みではあったのと、評価の高いショットトラッキング機能を使ってみたかったから

というわけなんで、この記事ではShot Scope V3の良いところと気になるところを正直にレビューしていきます

まさ
まさ
日本でのレビューがないので動作するかが心配でしたが、ぼくは問題なく使うことができています

ショットの統計データを取得するには最高のデバイス

shotscope v3外観②

ガーミン S62などでも当然それは可能なのですが、データ項目も多くて100以上もの情報を蓄積することができるのがメリットです。Shot Scope公式サイトではツアーレベルの統計データを網羅していると謳っています

実際かなりのデータ量になりますので、ここで全てを紹介しているときりがありません(笑)。なのでこういったデータが取れるんですよという代表的なモノをお見せしたいと思います

まさ
まさ
ラウンドしたあとにデータを眺めるのが相当楽しいです

▼正確かつ非常に緻密なデータ分析を行うことができます。ラウンド時には専用のタグをクラブに付けているだけで自動でトラッキングすることができるので、手軽に使えるのも嬉しいところ

shotscope v3タグセット

各クラブのグリップエンドに専用タグを装着して同期するだけです

Shot Scopeのアプリがこちら(ios、Android両方に対応しています)

shotscope v3アプリ

ラウンド毎のスコアはもちろんのことパット数やパーオン率など定番の項目は当然網羅されています

shotscope v3ラウンド分析①
まさ
まさ
全て英語なのが難点ではありますが調べればすぐにわかります

shotscope v3ラウンド分析②
例えばGreens in Regulationはパーオンのこと、GIRとも表記される項目です。パーオンは和製英語です

このラウンドでは、今シーズンの平均よりも9%上回っていますよ。なんてことを教えてくれています

Farways in Regulationはフェアウェイキープになります

セカンドショットやティーショットの傾向を緻密に分析できます

shotscope v3ラウンド分析⑨approachesはセカンドショットにあたります

 

グリーン周りの日本言うアプローチはショートゲームという項目になります

shotscope v3ラウンド分析⑩

こちらはパッティングについて

shotscope v3ラウンド分析11

ぼくの場合はミスの傾向のおよそ7割がショートしているらしい。打ち切れていないわけですね・・・

各番手の飛距離も把握することができます

各番手の平均飛距離、最大飛距離も把握できるので実際にラウンド時に何ヤード打てているのかがわかります

ラウンド時のショットの軌跡も記録されます

shotscope v3ラウンド分析③ティーグラウンドからグリーンまで

全てのクラブにセンサーをつけているので自動で全てのショットを記録できます

専用タグはShot Scope V3に標準で16個付属しています追加で購入する必要はありません。1個あたり3gです

破損したり紛失したりした場合、センサーのみを購入することは可能です

装着すると当然クラブの総重量は上がります。バランスも変わりますが、体感ではほとんどわかりません。センサータグの重量は全て揃っていますから、よほど神経質な方でない限りは問題ないと思います

ドライバーからパターまで、自分のクラブ情報を登録することができます

shotscope v3クラブ登録

グリーン上も全て記録可能です。カップまでの距離やミスの傾向も把握できます(ショートしたりオーバーしたりなど)

shotscope v3ラウンド分析④グリーン上

カップの位置まで登録することができますが、ここでShot Scope V3を使っていて唯一と言って良い作業が必要になります

▼カップインした時にパット数を入力する

shotscope v3のピンポジ登録

ディスプレイの角に「1、2、3、>」と表示されています

2パットでカップインしたなら、右上のボタンを押します。1パットなら左上という具合です

当然チップインや、4パット以上なども起こりえるはずです。そういった場合は右下の「>」のところを押して次の画面にいけば大丈夫

この操作を行うと、カップの場所を記録することができます
まさ
まさ
最初は面倒に思いますがすぐに慣れます。感覚でボタンを押せるようになるのでプレーに支障がでることはないです

プロの試合などでもよく聞く、ストロークスゲインドもわかります

shotscope v3ラウンド分析12

ショットのスコアに対する貢献度を表す数値で、自動で算出されます

PCでもデータを見ることができます

 

サブスク制ではないから購入後はずっと無料で使える

shotscope v3ディスプレイ

Shot Scope V3の全ての機能は購入後すべて機能を無料で使うことができます。ここが最大級のメリットになります

ラウンドの記録を行うデバイスとして最も有名な「アーコスキャディ」は現在サブスクリプション制を導入していて「年額99.99ドル」かかってきます

以前のモデルでは無料で使うことができたんですけどね。それでも日本語に対応していたり、データ分析の機能はたしかに優れていると思います。日本語対応している方が利便性は当然高いので、英語は無理という方はアーコスを選択するのがおすすめです

そんなアーコスに引けをとっていない豊富なラウンド統計データを無料で使うことができるのがShot Scope V3です。これは素晴らしいですよね。購入する時の導入費用しかかかりません

アーコスは素晴らしいデバイスなんですけど、ラウンド時にはスマートフォンを携帯しないといけないというデメリットもありますShot Scope V3はセンサータグを付けていればスマホを持ち運ぶ必要性もないので、身軽さでは上です

ガーミンS62S42もショットトラッキングが使えるのですけど、センサーであるCT10を別途購入する必要があります。そもそも本体価格が高いうえにセンサーを揃えるというのがネックになってきます(手動でもできますけど)

Shot Scopeはセンサーがもともと16個付属しているのに価格的にはガーミンよりも安いです

Shot Scope V3の専用センサー

ナビとしての機能ではガーミンの方が圧倒的に上ではあるんですけど、ラウンド統計を取得することに関してはデータの豊富さなども含めてShot Scopeが優れていると思います

 

Shot Scope V3のパッケージ内容と外観

shotscope v3パッケージ
Shot Scope V3のスペック
ディスプレイ素材 硬化ミネラルガラス
ストラップ素材 シリコン
時計ヘッド/ハウジング素材 ABS
重量 41g
バッテリー駆動時間 GPSモード/10時間以上。時計モード/10日以上
ディスプレイ解像度 176×176ピクセル
表示タイプ 昼光読み取り可能なMIP
カラーディスプレイ
ブルートゥース ブルートゥース5
GPS GPS L1、ガリレオE1、グロナスL1
対応スマートフォンアプリ ios、Android
表示単位 ヤードまたはメートル

▼Shot Scope V3の本体

shotscope v3デザイン

アップルウォッチからインスパイアされたデザインらしく、とてもシンプルです。ぼくはこのデザインがめちゃくちゃ気に入っています

本体にはボタンが4つ配置されています

右と左に2つずつです

▼専用の充電ケーブルも付属します

shotscope v3充電ケーブル

センサータグが16個付属します

shotscope v3タグ②

クイックスタートガイド

shotscope v3クイックスタートガイド

日本語には対応していないはずなのにガイドにはなぜか日本語でもちょこっと書かれている謎仕様。そのうち日本語対応してくれるのかな?ここに関してはわかりませんが期待して待ちたいところです

現在はアプリの日本語アップデートが行われました。ただ、まだ完全ではなくてほぼ英語なので、そこだけは注意

サポートページでは日本語説明書のダウンロードも可能です

公式サイトshotscope.jp

 

コース情報がデバイスに登録されているかチェックが必要

全世界35,000コースに対応しています

ただし、中には未登録のゴルフ場やデバイス上に登録されていないところもありますので「同期」が必要です

まさ
まさ
実際に使う前には絶対にチェックしておきたいポイントです。ぼくは最初ここが理解できていなくてラウンド時に使うことができませんでした

ちゃんと登録すれば問題なく使えています

登録されているかはShot Scopeアプリと同期してみるとすぐにわかります

shotscope v3コース登録

「On Device」となっているコースが端末上に同期されているゴルフ場です

「Not Mapped」というのはShot Scopeが対応していないゴルフ場です。リクエストを行えば通常48時間以内にはコースを登録してくれるそうです。凄くない?

コース登録はされているけど、端末に同期されていないゴルフ場もあります

shotscope v3コース登録②

画像で言えば一番上の「太平洋倶楽部 札幌コース」というゴルフ場。「+Add」となっていて「On Debice」となっていません。これはコースの登録はあるけど、端末には反映されていないから「同期」をする必要があります

「+Add」タップすると同期するコースリストに保存されます。その後「Synk All」という項目があるので同期します。一度に同期するコースが多いとちょっと時間がかかります

ちゃんと同期が完了するとOn Deviceに変わります

 

計測精度は良い

ナビの計測精度は実際どうなんだろうと思うわけですが、最強精度だと思っているユピテルYGN7000やガーミンS62レーザー距離計やカートナビと比較していきます

センターがズレ気味には感じますが、フロントエッジやバックエッジのズレは少ないです

やはりフロントとバックエッジは素晴らしい精度です。センターは大きいと4ヤードぐらいズレてきます

shotscope v3カートナビと比較フロント88+37=125

フロントエッジから37ヤード地点のピンが125ヤード。ピッタリです

やはりフロントの精度は素晴らしいですね

こちらはブッシュネルV5シフトジョルトとの比較ですが、フロントから12ヤードの位置にピンがあります

フロントが112ヤードなので、112+12=124ヤード

対してブッシュネルV5シフトジョルトの直線距離は125ヤード。素晴らしい精度です

まさ
まさ
体感的にも問題なく使えています

 

GPSナビとしての情報量は少ない&高低差機能が無い

ショットの統計データ取得は文句なし。さらに精度面もクリアしていますが、気になる点としては情報量の少なさと高低差表示機能が無いところです

ディスプレイは凄く綺麗で見やすさは素晴らしいけど、ナビとしては至ってシンプルです

Shot Scope V3得られるコース情報は下記

  • フロントエッジ
  • グリーンセンター
  • バックエッジ
  • 各ハザードまでのフロント・バック
十分といえば十分。ぼくの場合はレーザー距離計も使うから問題はないですが、以下の情報は反対に搭載されていない機能

  • コースレイアウト
  • 高低差情報

高低差がないのは凄まじい欠点です

左下のボタンで画面ロックを解除後、右上の!マークを押すとハザード情報が見れます

シンプルすぎて笑う

shotscope v3ハザード

わかるけどシンプルすぎやろ!と思わずツッコんでしまうほど無駄を排除した距離表示

GPSゴルフナビ単体の機能としては弱すぎます

まさ
まさ
精度が良いので実用性は十分ですけどね

 

英語のみなので万人向けではない(日本語対応予定)

shotscope v3PCのダッシュボードPC版のダッシュボード

日本語には対応していないので、英語がまったく理解できないとか、自分でネットで調べて使うことができないという方にはおすすめしません(2021年10月12日追記:現在はアプリの日本語アップデートなどが行われたり、日本語の公式ページも登場しました)

Shot Scopeのマニュアルもあるので、これをGoogle翻訳して使えばある程度は理解することができます

現在はアプリの日本語アップデートが行われました。ただ、まだ完全ではなくてほぼ英語なので、そこだけは注意

サポートページでは日本語説明書のダウンロードも可能です

公式サイトshotscope.jp

 

まとめ:ショットの統計データ取得を重視するならオススメ

shotscope v3タグセット

ラウンドの統計データを詳細に記録したい方には最適なデバイスです

ゴルフナビとしても精度が良いので十分使えますが、メインの用途はショットのトラッキングかなと思ってぼくはメイン使用していきます。デザインも気に入っているので個人的には大満足です

購入後には課金する必要性がなくてランニングコストもかからないところや、それでいて有料のアーコスに引けを取らない豊富なデータ分析が行えるのは最高です

高低差機能が無かったり、レイアウト表示がないのは不便ですが、レーザー距離計との併用でクリアできると思っています

反対にゴルフナビ単体で全て補って統計データも取りたいならガーミンS62を買うほうが良いですね
まさ
まさ
使いこなせればめちゃくちゃ便利で最高のGPSゴルフウォッチです

おすすめ度:

shot scopeはレーザー距離計も発売していて、それも購入してレビューしています

レビューShot Scope PRO L1レーザー距離計|計測スピードに難があるけれどデザインは好きだから使う

 

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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