ブライソン・デシャンボーが使用することで有名なジャンボマックスグリップ。以前からめちゃくちゃ気になっていた太グリップだったのですけど、デシャンボー使用モデル「ジャンボマックスJMXウルトラライト」が楽天で販売されていたので早速購入してみました
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— Peter Finch (@PeterFinchGolf) April 6, 2021
▼購入したのがこちら。購入価格は2300円ぐらいでした
太さのバリエーションは4種類あって、その中で最も太いXLです。デシャンボーはXLを使っているそうですし、せっかくなので一番太いグリップを購入
まあ、今までも太いグリップというのは数多くあったので、これが真新しいかというとそんなわけでもないですが、個人的に実際に使用してみたのは初めてです
太さこそパワー。方向性は安定する
結論から言っておくと、方向性は格段に良くなりました。特に左方向へのミスは大幅に減らせるのでフック系のミスで悩んでいる方には普通におすすめできるグリップです。まさに太さこそパワー
ローテーションが小さくなってヘッドの開閉も強制的に抑え込むことができます
結構本気で全てこのグリップにしてやろうかなと思っているぐらいには気に入りました
難点は、グリップがここまで太いと握力が必要になるのか、手がかなり疲れてしまうこと。あとは太すぎるが故に、全てのクラブをこれにするとキャディバッグに収まらないのではないかという不安です
デシャンボーが使ってるから恐らく大丈夫なんじゃないかと思うんですけど、出し入れは難しくなることは間違いなさそう
あと、リストワークを抑えられる効果がある反面、スイングスピードが落ちているなとは思います。飛距離も落ち込むことは頭にいれておきたいです
以上のようなデメリットは感じつつも、方向性をアップさせたい、左方向へ行ってどうしようないミスがでてしまう。という方には是非とも試してもらいたいグリップです
ジャンボマックスJMXウルトラライトグリップの概要
素材 | 軽量ポリウレタン |
グリップ後継 | 0.600 |
バックライン | 無し |
Sサイズ | 直径35mm/48g |
Mサイズ | 直径35.5mm/50g |
Lサイズ | 直径36mm/50g |
XLサイズ | 直径37mm/50g |
米メディア「Golf.com」にグリッププレッシャーを抑えるベストなグリップとしてベストゴルフグリップリスト選定された極太グリップです
今回購入したのはXLサイズですが、Sサイズと直径で2mmしか違いがないので、Sでも相当太いと思います
オーバーサイズでありながら軽量で、ヘッドの重みを感じられます。グリッププレッシャーを抑制しながらもフィーリングを損なわいという点が評価されたポイントだそうです
▼素材には全天候対応のポリウレタンが採用されています
グリップ力が高くホールド力が高いのが特徴です
▼形状的にはテーパーが強めで、先端側が細めになっています
このテーパー形状の効果でインパクト時にフェースをスクエアに保つことも期待できるみたいですね
▼左手部分を握ってみるとこんな具合いです
握ったときの感触はスーパーストロークのグリップと似てます
▼通常サイズのグリップと比べると太さは歴然の違い
これはゴルフプライドツアーベルベット360の下巻き1回のモノです。至って普通
▼実測値では52gでした
ジャンボマックスJMXウルトラライトの試打計測データ
▼今回ジャンボマックスJMXウルトラライトを装着してみたのは、コブラKING LTD PROです
ドライバーもデシャンボーが使っているモデルを使っていきます(今はRADSPEEDと併用しています)
このドライバーはとにかく低スピンで飛距離性能は高いけれど、ヘビー級なヘッド重量のモデルです
▼まずはこれ。飛距離も損なわずに安定したストレート弾道です
素晴らしいの一言でしょう。バックスピン量も少なくて弾道も高め
▼続いてはこちら。これはスライス気味ですが中々飛んでいます
ローテーションがかなり抑え込めるので、出るミスの傾向はほぼこれです
▼続いてはこちら。飛距離は落ちましたが方向性は素晴らしいです
この太さに慣れていないのもありますが、スイングスピードは通常グリップよりも落ちるかなとは感じます
▼これも飛んではいませんが、軽いフェードで安定します
一貫してストレートからフェード傾向です
ジャンボマックスJMXウルトラライトのレビュー
試打データ的には期待どおりの結果ではあって、方向性は最強に安定するようになりました
心配していたのは飛距離の低下。実際通常時のKING LTD PRO(平均キャリー260ヤード超えでした)よりは飛ばなくなっていたんですけど、思っていたよりも飛距離も大幅には低下しませんでした
慣れてくればもっと振れるようになるんじゃないかなとも感じています。なので4点評価です
フッカーには絶大な効果が期待できる
方向性は素晴らしく安定します。ローテーションが抑えられる効果は絶大で、フェース面の安定度は高いです。フッカーなら使ってみる価値は大いにあります。まあ文句なしで5点ですが注意点もございます
スライサーには全く向いていません。そもそもローテーションできる方がそれを抑えることを目的に使うべきグリップですね。捕まりにくくなるので、通常時のショットで大きくスライスをしている方は選択するべきではありません
タメが強い方向け
リストワークを抑え込めることからもわかるとおり、タメが作れない人には使いこなせないグリップです
基本的にはパワーヒッター向けのグリップなので、非力な方は細めグリップを使うべきです
太すぎて最初は戸惑う
ここまで割と高評価ですけど、グリップの太さには正直言って戸惑いました
この太さには明らかに慣れが必要です。ほんとに最初は野球のバットを持っているような感じです
スーパーストロークがかなり似たような太さなんで、あれでドライバーを打つと想像してもらうとイメージはしやすいとは思います
ただ、ジャンボマックスはテーパーがかなり強くて、先端側は細めになるからそこが大きな違いです。手元よりも先端が細くなっているから握りごこちは割と良いです
慣れればこれはこれでいい感じだなーと思えるから凄い不思議。個人的には相当気に入りました
▼握り心地は良いしグリップ力も強い
握った感じはスーパーストロークのあれです。フィーリングはわりとよくて、グリップ力も高いです
ただ問題点は太いが故に疲れること。太さがあると握力が必要?になるのかわかりませんが、とにかく普通の太さのグリップよりも疲れました
これも慣れなのかもしれないですけど、初めは凄く疲れましたね
耐久性は弱そうな気がする
あとは価格的に1本2300円ぐらいするんで結構高いです。耐久性に関してはどれぐらいなのか、現段階では不明ですけど、たぶんそんなに良くはないと思ってます
理由はスーパーストロークが割とすぐボロボロになるから。表面の素材がほぼ一緒なんで、ドライバーやアイアンに入れて使うと消耗速度はさらに速いと思うからです
まとめ
まさに太さこそパワー
方向性は確かに良くなりますし、デシャンボーが一貫して使い続ける理由もわかります
左方向へのミスは封殺できるので、フック系のミスをどうしても抑えたいなら検討してみる価値は十分あります。個人的には凄く良いグリップだと思っています
機能以外で問題なのは、これを全て揃えた場合にバッグに収まるかどうかですね
おすすめ度:
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