試打&評価

ディアマナTB試打&評価|低スピンかつ左へのミスは大幅に減らせるシャフト

ディアマナTB試打&評価 2
まさ
まさ
どうもまさです

三菱ケミカルから発売された2020年モデル「ディアマナTB」を試打しました

2020年9月4日発売

この記事ではディアマナTBの計測データにフォーカスをあてて性能や特徴、良かった点・気になった点を正直にレビューしていきます

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ディアマナTBの特徴

ディアマナTB0005

三菱ケミカルのフラッグシップブランドであるディアマナの2020年モデル

高重量+高慣性モーメント化が著しいヘッドに適応するために最適化されたプロダクトとなっているのが特徴です

青マナと呼ばれて有名な初代ディアマナの後継になるモデルだと考えるとシンプルだと思います

キックポイントは中元調子で先端剛性を高めているモデル

シャフトの各セクションに最先端のテクノロジーを盛り込んだ素材を贅沢に使用しており「MR70」「#371レジン」「ボロンファイバー」を効果的に配置して最適化を図っています

さらに40g台から80g台という豊富なバリエーションでありながら、重量差によるバット径(手元側の太さ)の差を最小限に抑えているので、スペック間でのフィーリングや性能の違和感を最小化している点もすごいところ

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スペック

  フレックス 重量 トルク キックポイント
TB40 R2 49.0 6.2  中元
R 49.0 6.2
SR 49.0 6.1
S 49.0 5.9
X 51.0 5.9
TB50 R 56.5 5.3
SR 56.5 5.0
S 56.5 5.0
X 57.5 5.0
TX 59.5 4.9
TB60 SR 64.0 4.9
S 64.0 3.8
X 65.0 3.7
TX 68.0 3.7
TB70 S 75.5 3.4
X 75.5 3.4
TX 76.0 3.4
TB80 S 86.0 3.3
X 86.0 3.3
TX 87.0 3.3

 

ディアマナTB試打レビュー

ディアマナTB0004振動数は258cpmで数値的にはややしっかり目といった感じ

ディアマナTB 60 Sを初代M2ドライバーへ装着したモノを試打しました

ロフト角は9.5°

クラブの全長は45.25インチ

フレックスはS

バランスはD2

総重量は312g

振動数は258cpm

それでは弾道計測器スカイトラックにてデータ計測を行ったのでまずはデータを見ていきましょう

 

試打計測データ

ディアマナTB弾道イメージまとめ2
  ディアマナTB
ヘッドスピード(m/s) 46.9
ボールスピード(m/s) 68.5
打ち出し角(°) 13.9
サイドスピン(rpm) 367.7
バックスピン(rpm) 2486.3
キャリー(ヤード) 252.0
総距離(ヤード) 271
4球の平均値のデータです

結果から見てみると捕まらないシャフトというのが率直な感想

飛距離やスピン量に加えて方向性とフィーリングについて順番に解説していきます

 

フェード系でもロースピン系の弾道が出るスピン量の少なさ

ディアマナTB0000バックスピン量2078rpmと結構な低スピン(頑張って捕まえにいった)

弾道的にはフェード系中心の球筋

平均値では2400〜2500rpmというバックスピン量で適正値ですけれども、球筋を考えるとスピン量は抑えめだと感じます

その中でも上記画像を見ていただくと2078rpmというバックスピン量で、ほぼストレートな弾道ですが非常に低スピンです(これは結構捕まえにいった感じで打った打球です)

ドロー系だとこれぐらいの数値でも問題無いのですが、フェードからスライス寄りも弾道でこのスピン量は非常に少ないですね

風にはかなり強い打球が打てますが元々スピン量が少なめの方だとドロップして飛距離ロスをしてしまう可能性も十分あります

反面、スピン過多による飛距離ロスをしている方なら安定して強い打球が打てるので飛距離を伸ばすことに加えて、風の影響も受けにくくなるはず

ぼく個人としては最近ではスピンが増えてきた傾向(3000rpm近辺も出る)にあるんですけど、そんなぼくが打ってみて2400前後だから500rpmぐらい減る印象を受けました

まさ
まさ
高さ的には中弾道

 

捕まらない。左へのミスは結構減らせる

ディアマナTB0003

球筋は上記でも言いましたがフェードからスライスといった打球しか出ませんでした

スピン量の話でもしたように頑張って捕まえにいってほぼストレート系の打球となるぐらいで、捕まりにくさが前面に出ているなーという印象です

左へのミスは効果的に消せるので、左方向へは打ちたくないんだ!という方には最適なシャフトではあると思います

あとはドロー系の球筋の方で、フック回転を抑えて曲がり幅を減らしてストレートイメージにしたいという方も良いんじゃないでしょうか

ぼくとしてはフェード打ちなので左へ打ち出したい派なのですけど、左へは安心して振り抜けますが思ったよりもスライス回転が多くなってしまうというのが正直な感想。曲がりが想定しているよりも大きくなるなといった感触でした

 

手元側も割としっかり目なフィーリング

ディアマナTB0005

中元調子という表記ですが、手元側も割としっかり目に感じます

加えて先端側も硬めに仕上げてきているので、相対的に中間部が小さくしなりますね

全体として動きは小さめで、シャフトがしっかり仕事をするというモデルとは対極にあたります

まさ
まさ
手元硬めなので、ほぼ中調子という印象でした

 

ディアマナTBの試打レビュー動画

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ディアマナTBを試打してみてのまとめ

ディアマナTB評価チャート
こんな方におすすめ

  • 左へのミスをとにかく減らしたい方
  • バックスピン量を抑えたい方
  • ドローの曲がり幅を抑えたい方

とにかく捕まらないタイプのシャフトで、良く言えば左に行きにくいという感じ

左へのミスは大幅に減らせるなーと言う印象が強くて逆に右が怖くなるくらいでした

あとはスピン量も抑えられるので、スピン多めで飛距離ロスしている人でしっかりボールを捕まえられる技術がある方には結構おすすめです

おすすめ度:

以上、ディアマナTB試打&評価|低スピンかつ左へのミスは大幅に減らせるシャフト。という話題でした

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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