以前に「パター用カスタムシャフト『スタビリティーシャフト』試打評価レビュー|気になる性能から取り付け方法まで解説」という記事でパター用のシャフトを紹介していますが
スタビリティシャフトをご提供いただきました日幸物産様から、2020年6月21日に発売した新作のドライバーをご提供いただきましたので実際に試打を行いレビューしていきたいと思います
公式ページ日幸物産
そして今回試打するモデルは「DIRETTO Opus2」というドライバーになります
モデル名を聞いてわかる方もいると思いますが、いわゆる地クラブ系のドライバーで、飛距離性能に定評のあるDIRETTOシリーズの2020年モデルです
という事でこの記事では、DIRETTO Opus2ドライバーの性能や特徴、試打計測データをもとに、良かった点・気になった点を正直にレビューしていきます
DIRETTO Opus2ドライバーの概要
「振れば捕まる 理想のドライバー」というキャッチコピーで登場したDIRETTO Opus2ドライバー
キャッチコピーだけ聞くと、最近多いシャローヘッドの大型ドライバーを連想してしまうと思いますが、洋梨形状の450ccとかなりコンパクトなヘッドが特徴的です
製品ページはまだ完成していないみたいですが、完成次第追記致します
取り扱い店舗は下記リンクからご覧ください
▼ソールには溝が入っている
ソールのフェース寄りの部分にはディープトレンチ(深い溝)がはいっていて、打点が下の方にズレても初速が落ちにくく、過剰なスピンを軽減してくれるそう
▼クラウンは高級感のあるマット仕上げ
高級感を感じさせる艶消し塗装が印象的、仕上げの美しさにはこだわりが感じられます
そしてネック部は40mmという長めなホーゼルですが、これによってヘッドの余計な動きを軽減してくれるとのこと
調角機能は排除されていてカチャカチャ式では無いので、気軽にシャフト交換などはできなくなります
けれども、これだとネック部分に重量を取られにくくなることによって、重量配分の自由度が増すというメリットがあります
より理想的な重心設計をしたい場合にはこうする方が正解だとは思います
▼フェースにはDAT55G(大同特殊鋼製チタン)を採用
フェース素材には強度が高く薄肉化することができるDAT55Gというモノを採用
爽快な打感と、ルール適合で最大の反発性能を実現したとのことです
DIRETTO Opus2のヘッドスペック
表示ロフト角 | 9.5° | 10.5° |
リアルロフト角 | 9.5° | 10.5° |
ライ角 | 60° | 60° |
ヘッド体積 | 450 | 450 |
フェースアングル | S1 | S1 |
フェースプログレッション | 18 | 18 |
バルジ | 10 | 10 |
重量 | 195g | 195g |
DIRETTO Opus2ドライバー試打レビュー
DIRETTO Opus2のヘッドに、USTマミヤ THE ATTASの6Sを装着したものを試打しました
ロフト角は9.5°
クラブの全長は45インチ
フレックスはS
バランスはC9
総重量は323g
振動数は255cpm
ヘッド内に鉛はいれていません
試打レビューTHE ATTAS試打レビュー 10代目の集大成| 感想&評価
▼グリップにはゴルフプライド ツアーベルベット アライン ミッドサイズ(62g)を装着
ややカウンターバランス気味な感じに仕上がっています
▼振動数は計測器で測ってみました
45.0インチとしては平均的ですが、ややしっかり目かなといったところ
それでは弾道計測器スカイトラックにてデータ計測を行ったので試打データを見ていきましょう
DIRETTO Opus2ドライバー:試打計測データ
DIRETTO Opus2 | |
ヘッドスピード(m/s) | 48.7 |
ボールスピード(m/s) | 70.8 |
打ち出し角(°) | 14.4 |
打ち出し方向(°) | 0.0 |
サイドスピン(rpm) | -227.2 |
バックスピン(rpm) | 2699.9 |
センターからのブレ(ヤード) | -10.7 |
キャリー(ヤード) | 264.1 |
総距離(ヤード) | 281.8 |
結果からいうと、シンプルに飛ぶドライバーです
初速がとにかく速くて46インチクラスのドライバーと同等かそれ以上の飛距離を計測することができました
シンプルに飛ぶ
当サイトではキャリー250ヤードというのを基準値としていますが、平均で14ヤード(264ヤード)も飛ぶという驚異的な数値を叩きだしてきました
上記画像のデータは一番飛んだ打球
初速も70m/sを超えてくるボールもあって、明らかに飛ぶドライバーです
しかもこれは全てど真ん中に当たったわけではなくて上下に打点がブレ気味でした
4球中でもスピン量が多めに出ているショットはフェース下側にヒットしたものですが、初速が落ちないことでスピン量の多さをカバーしながら飛距離を維持しています
小ぶりなヘッド形状ながら上下の打点ブレにより飛距離ロスは出にくいなという印象です
ちなみにリアルロフトは立っていますが、平均値で14°程度の打ち出し角ということで、打球はそこそこ上がってくれるタイプかなと感じました
スピン量は平均値でいくと中程度
捕まりは良いタイプ
特に操作はせずに普通に打ってみるとナチュラルに捕まるドローが打てるドライバーです
ヘッド体積も小さめで、自然にヘッドがターンしてくれる点が好印象
ぼく自身は元来スライス傾向の球筋なのですが、それでもよく捕まってくれるなと感じます
このあたりの捕まりの良さも初速の向上や飛距離性能の高さに結びついているなといったところではないでしょうか
ただし捕まるといっても最もサイドスピンの多い打球でも400rpm台なので、極端な打球は出ていません
体積も小さめで操作性も良く、打球を打ち分けたい場合にも対応できそう
加えてミスへの許容度に関してですが、上下の打点ブレには強いなと感じられますが、左右の打点ブレには特別強さは感じにくく普通かなと思います
しょうがないですけれども、この部分はシャロータイプの大型ヘッドには劣ってしまうところかなー
洋梨形状のクラシカルなヘッド
ヘッドサイズは450ccとフルサイズが多いドライバー市場の中では小ぶりなタイプになります
形状的には洋梨系で、めちゃくちゃカタチが綺麗です
ドライバーの顔にこだわる方は高確率で満足できそうな雰囲気があります
▼ヘッドを横から見てみると結構なディープバック
ヘッドを横から見てみるとかなりのディープバック形状
弾き感強めの打球感と打音
打球音に関してはやや大きめで、弾き感がかなり強い打感だなという印象です
形状的には低音系かな?と思いきや弾き感を感じるタイプでこのあたりは今風
ここは正直かなり好みが別れるポイントだと思いますが、個人的には嫌な感じはありません
DIRETTO Opus2ドライバーの試打動画
DIRETTO Opus2ドライバーを試打レビューまとめ
- とにかく飛距離を伸ばしたい方
- ドライバーのヘッド形状にこだわる方
- 爽快な打球感が好きな方
- しっかり捕まったドローボールが打ちたい方
ドライバーにとって最重要項目であるのが飛距離性能。この部分はっきり言って文句なしに最高です
飛距離を伸ばしたいと言った方には素直におすすめできるヘッドであることは間違いありません
さらにこの形状で捕まりを重視しているという点も面白いところなのかなと思います
洋梨系のこういったタイプのドライバーで良くあるのが「左へのミスを減らす」というモノ
そこをあえて捕まり重視にチューンナップしてきているので、洋梨系を使いたいけど捕まらないと嫌だといった方にもおすすめですね
以上、DIRETTO Opus2ドライバー試打&評価|驚異の初速による抜群の飛びと、安定して捕まる安心感。という話題でした
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