この記事は「ミズノST200ドライバーとST200Xドライバーの試打評価」です
ミズノのST200とST200Xドライバーが手元に届いたので、早速試打を行いました
以前「ミズノ「ST200」「ST200X」ドライバーが適合リストに掲載|特徴と最安で購入可能なショップの情報まとめ」という記事でも紹介していますが、ST200シリーズ自体はは3種類展開(ST200GはUSモデルだけ)
ただ、国内モデルに関してはST200とST200Xの2機種のラインナップになるので、この2つを試打してみました
強度が高くたわみやすいとされるβチタンや、鍛造フェースなど飛びそうな雰囲気のするテクノロジーを盛り込んだドライバー
原英莉花プロや時松隆光プロなどミズノ契約プロからも評判も良好みたいだけれども、実際のところはどういったフィーリングと結果になるのか気になる方も多いはず
そこでこのページでは、弾道計測器スカイトラックを使ってのデータ計測をもとに、ミズノST200とST200ドライバーの性能やフィーリングについて正直にレビューしていきます
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ミズノ 「ST200」「ST200X」ドライバー試打評価
試打クラブのスペック
ST200 | ST200X | |
ロフト | 9.5° | 10.5° |
シャフト | TourAD GM200D | 20 MFUSION D |
フレックス | S | S |
バランス | D3 | D3 |
長さ | 45.5 | 45.75 |
総重量 | 299g | 286g |
試打計測データからみる「ST200」の性能やフィーリング
ST200 | |
ヘッドスピード | 46.8m/s |
ボールスピード | 68.6m/s |
サイドスピン | 6.7rpm(右) |
バックスピン | 2907rpm |
打ち出し角 | 15.7° |
打ち出し方向 | -0.6°(左) |
センターからのブレ | -3yd(左) |
キャリー | 256.4yd |
総距離 | 274.9yd |
試打計測データの結果から見てみると、ボールスピードの速さとサイドスピン量の少なさによる直進性の高さが特に際立っていますね
飛距離性能
まずキャリーですが、当ブログでの基準値としている250ydはクリアしてきているので飛距離性能は優秀なドライバーだと言えます
やはりボールスピードがかなり出ているのが飛距離性能に結びついているんですけれども、バックスピン量が理想値よりも多いことで飛距離ロスをしているのも事実
打ち出しも平均で15°と高めなので、上がりすぎているといった感じが否めません
ボールも上がりやすく優しく仕上がっていると言えますし、標準シャフト(TourAD GM200D)も中間から先が動く感じがして、どうしても打ち出しが高くなりスピン量も増えやすい組み合わせかなと思います
方向性
シャフトは中間よりも先端側に動きが出ますが、ヘッドの挙動的にはかなりマイルドです
フェース向きが非常に落ち着いていて方向性に安定感があり、サイドスピンが少ないのが好印象です
飛距離よりも曲がりにくさの方が気に入ったというのが正直な感想になります(笑)
ST200はオープンフェース気味だし、打っていて逆玉が出るような怖さはあまりなかったので、左サイドへのミスは結構減らせると思います
バックスピン量もこれだけ入ると、チーピンのミスはそんなに出ないんじゃないかなと思います
打感
打感は弾き感が強めです
打音も大きめなので、飛んでるなーといった雰囲気は出ていますし、気持ちいい感じのサウンド
実際のところボールスピードも出てるし、弾いてるんだと思うので違和感はほぼないです
低めの打音をイメージしていると違和感あるかもしれませんが、個人的には結構好きな音かな
試打計測データからみる「ST200X」の性能やフィーリング
ST200X | |
ヘッドスピード | 46.4m/s |
ボールスピード | 67.5m/s |
サイドスピン | -247rpm(右) |
バックスピン | 2850rpm |
打ち出し角 | 16° |
打ち出し方向 | 0.1(左) |
センターからのブレ | -10.5(左) |
キャリー | 252.0yd |
総距離 | 269.1yd |
ST200と比べるとボールスピードは出てないですが、ドロー傾向の球筋です
飛距離性能
キャリーが250ヤードをなんとかですが、こちらも飛距離的には平均以上出ます
飛ぶドライバーだと思って頂いて問題ない数値ですね
ただ、ST200同様にバックスピン量が多いなーといった所でロスが出ています
ST200Xの方が捕まっている分、ロフト角が10.5°でも一緒ぐらいに収まっています
飛距離性能という部分ではこちらの方が捕まりが良いぶん、飛ばせると思います
方向性
ST200Xの方が少し左右にバラつきが出てしまいましたが、それでも方向性が優秀なモデルであることは変わらない感じですね
こっちに入っている専用シャフトのMFUSIONの方が、より先端側の動きが顕著なので、それが少しバラつきに影響したかなといったところ
先程も触れましたが、球筋的にはストレートからドロー気味で、ST200と比較すると捕まるタイプになります
バックスピンが入っている分、曲がり幅がそれほど出ていないのが救いです
ただし、誰でも簡単に捕まるかと言うとそこまでは捕まりません
なので、めちゃくちゃ簡単なドライバーではないですが、右からドロー打っていきたいけどプッシュ気味の打球が嫌だ。といった感じの方向けかなと思います
打感
ST200よりも音がなぜか大きめ
なんでこんなに変わるんだろうという気がするんですが、恐らく重心調整用のウェイトの影響で反響のしかたが変わっているからだと思います
とは言っても弾き感が爽快で、気持ちいい打感であることには変わりありません
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「ST200」「ST200X」試打動画
「ST200」「ST200X」ドライバーのデザイン
▼ブラックのカラーリングに要所にブルーのミズノカラーが入ってシンプルでカッコいい
この2機種はウェイトギミックでの調整などはできないタイプで、フェースアングルとロフト調整ができる調角機能のみ搭載しています
ST200Xの方がヒール側にウェイトが付いていて、捕まりよくなるような構造になっているのがわかります
あとはお馴染みのソールの溝も入っています
ちなみにスライドウェイトを使って弾道のカスタマイズができるのはUSモデルの「ST200G」のみ
▼カーボンクラウンになっています。ランバードマークはいらなかった気がする・・・
ST200は標準だとオープンフェース、ST200Xはフックフェースになっています
▼フェース面にはスコアラインがありません
溝がないのは最近では普通なので、まー普通です
βチタンという強度が高くたわみの大きな素材を使っているらしく、βチタンをめっちゃアピールしています
▼それぞれの標準装着シャフト
ミズノ「ST200」「ST200X」ドライバーの総合評価:まとめ
- ボールスピードをアップして飛距離アップしたい方
- 方向性を向上させたい方
- 気持ちいい弾き感が好きな方
ミズノST200とST200Xドライバーの試打評価でした
期待値の高いドライバーでしたが、バックスピン量が多くてすこし飛距離ロスが出ていたのが少し残念なポイントです
ただ方向性に関しては非常に優秀で、実戦向きであることは間違いありません
スピン量も多いぐらいがラウンドでは安定するので、練習場では良いのにコースに出るとドライバーが左右にバラつくという方にも良いと思います
まあスピン量はカスタム次第で減らせるので、ボールスピードがこれだけ出るという方を評価したいと思いますね
飛びのポテンシャルは秘めたドライバーで、素直におすすめしたいモデルです
以上、ミズノ「ST200」「ST200X」ドライバー試打評価|爆飛びというより曲がりにくい系のドライバーでかなり良かった。という話題でした
ST200 カスタムシャフト装着モデル
ST200X カスタムシャフト装着モデル
ST200シリーズは価格の安いUSモデルが実はおすすめ
ミズノSTシリーズは元々USラインのモデルなのもあって、USモデルのほうが圧倒的に安くなっています
そこでおすすめなのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん
TourAD XCなどのカスタムシャフトを装着しても7万円以下で注文できる価格です
ぼくも普段USモデルを購入する際に利用しているショップで、今年に入ってからはEPIC FLASHドライバーを購入しています
メーカーから直接仕入れを行っている正規ライセンス品のみしか取り扱っていないので安心感が違います
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