どうもまさです
ガーミンのハイエンド時計型ナビとして人気の「アプローチS60」ですが、2020年4月16日に、後継機種にあたる「アプローチS62」がついに発売されました
進化ポイントはたくさんあるんですが、実際にラウンドで使ってみてアプローチS62とGariminアプリの使用感を確かめてみました
機能的にはたくさんラウンドで使うことで、更に真価を発揮する部分もあるのですが、今回はファーストインプレッションという感じで書いていきます
ガーミン アプローチS62について
スマートウォッチとゴルフナビが融合しているのがガーミンのゴルフウォッチの特徴
ガーミンのゴルフウォッチも数種類展開されているのですが、その中でもS62は最もハイエンドなモデルであったS60の後継機種にあたります
前作のS60は2017年に発売されたので約3年ぶりのモデルチェンジになります
S60に関しては「【ガーミン アプローチS60評価レビュー】時計型ゴルフナビとしては最高峰の機能性」という記事でも紹介していますが「機能性・精度・デザイン」と素晴らしい出来でした
そしてS62では、さらに機能の充実とデザインのブラッシュアップが施されているので、機能面や精度面については順番にご紹介していきます
▼まず進化ポイントはこちら
- 1.3インチにディスプレイサイズが大きくなった
- 風速と風向の表示
- ハザードまでの距離がひと目でわかる「ハザードビュー」
- バーチャルキャディ機能(5ラウンド分以上のラウンドデータが必要)
- バッテリー駆動時間のアップ
- Garmin Pay対応(非接触決済に対応)
- Suicaにも対応(2020年5月下旬を予定)
- 光学式心拍計で心拍数、消費カロリー、ストレスなどのデータを見れる
時計型ゴルフナビとしては、すごく機能が豊富でしたが、新たに追加された点も魅力的なところがたくさんあります
ゴルフはもちろんのこと、非接触決済系が搭載されたのはかなり嬉しいポイントです
Suicaは本当に最高
▼ちなみにS60から引き継がれている機能はこんな感じになっています
- ショットの飛距離を自動で計測するオートショット機能
- コースレイアウト表示
- 3点間距離表示
- 全世界41000コース収録(無料でコースデータ更新)
- スコア記録
- 高低差表示
- グリーンビュー
- ピンの方向を教えてくれるピンポインター
全世界41000コース対応なので、基本的にはどこのゴルフ場でも使えます
また、防水性にも優れているので、雨天時でも心配なく使用することができる点も嬉しいポイント
▼ゴルフ以外のスマートウォッチ機能はこちら
- 時計
- スマホ通知(電話や着信、メールLINE)
- カレンダーや、天気情報、ミュージックコントロール
- 消費カロリーの計算
- 移動距離
- 週間運動量
- 心拍計機能
- ランニング機能
- サイクリング機能
- スイム機能
機能性は本当に豊富で、ガーミンの専用アプリとの連携も可能ですので、ゴルフ機能の基本的な使い方のあとにご紹介していきます
スペック
稼働時間 | ゴルフモード:最大20時間 /スマートウォッチモード:最大14日間 |
収録コース | 全世界41000コース |
衛星 | GPS/みちびき(補完信号)/GLONASS |
素材 | レンズ:Corning Gorillaガラス3 /ベゼル:セラミック /ストラップ:シリコン |
サイズ | 本体:47×47×14.8mm /ディスプレイ:直径1.3インチ(33.02mm) |
重量 | 61g |
防水等級 | 5 ATM |
ディスプレイタイプ | 半透過型フルカラーMIP |
解像度 | 260×260 ピクセル |
内蔵メモリ | 1GB |
ガーミン アプローチS62の付属品と外観チェック
中身を取り出して並べてみました
内容物一覧
- ガーミン アプローチS62本体
- 充電ケーブル
- アプローチCT10(クラブトラッキングセンサー)
- 説明書と保証書
- ステッカー
▼それではS62本体を見ていきましょう
これはブラックですが、ホワイトもあります
▼本体右側いボタンが3つあります
一番右の赤いボタンが、アクションキー(ラウンドの開始などに使います)。真ん中がメニューキー(電源オンや設定の表示などに使います)。左がバックキーで前の画面に戻るボタンです
▼これが充電ケーブルです
▼こんな感じで本体裏側に差し込んで使います
▼初回5000本にはキャンペーンで付属してくる「アプローチCT10」というクラブトラックングセンサーです
これをクラブに装着して使うと、ショットの位置や飛距離などをアプリ上に記録してくれます
単品(3個セットや14個セット)でも売っていますが、3個セットでも1万円以上するから結構お得です
▼S60との見た目の違いはこんな感じ
S60もカッコよかったんですが、S62はボタンの赤などの差し色が効いてよりカッコよくなった気がしますね
ガーミン アプローチS62を実際に使ってみる
本体右側の赤いボタンを押してゴルフモードを起動するだけで、あとは勝手にゴルフ場を探してくれます
ゴルフモードの使い方は至ってシンプル
あとは勝手にS62が自動で距離を測ってくれます
画面左側の数字がグリーンまでの距離です。上から順番にバックエッジ、グリーンセンター、フロントエッジという感じになっています
数字の横に▼マークが出ていますが、これは打ち下ろしを加味した距離になっています
高低差をS62が計算して打つべき距離を教えてくれるというわけですね
数字のところをタップすると、高低差なしの直線距離をみることもできます
▼かなり明るいところでもこんな感じで見れます
太陽の下でもはっきり見えるディスプレイで、とにかく視認性が抜群に良いです
▼ショットごとに飛距離を自動で計測してくれるオートショット機能も相変わらず便利
画面の一番上に出ている「258」の数字がドライバーショットの飛距離になります
ティーグラウンドでのショットを自動で検知してくれるので、わざわざボタンを押して地点登録をするといった手間がなく便利です
これはS60からの継続機能になります
▼こちらもS60と同様のピン位置変更
グリーンビューでピンの位置を設定できます
タッチパネル操作ですごく簡単です
S60よりもタッチパネルの感度が良くなっていて、ひっかかりも少くなった印象
新機能①ハザード(池やバンカー)までの距離が一目でわかる
▼S62になって追加されたハザードビュー
画面をタップするとハザードまでの距離が表示されます
この画面だと、コース右側のフェアウェイバンカーまでの手前と奥の距離がわかるようになっています
さらにもうワンタップすると拡大されます
非常にわかりやすいですね
▼そしてレイアップ時に便利な3点間距離表示もできます
これはS60からの継続機能です
3点間距離とは、刻んだ先からグリーンまで何ヤードあるのかという距離のことです
3点間距離表示自体は、GPSゴルフナビだと結構できるモデルはあるんですが、現状時計型となると非常に珍しい機能なんですよね
これはコースマネジメントにはかなり役立ちます
新機能②風向と風速表示
▼新機能の風速と風向表示機能
「Garmin Golfアプリ」に連携させることで使用できるようになる機能です
▼こんな感じで表示されます
この日はほぼ無風だったので0m/sでしたが、これは本当に役立ちそうですし、かなり欲しかった機能の一つです
新機能③バーチャルキャディ機能でおすすめクラブを案内
▼飛距離やプレー傾向、風向きを分析して推奨クラブと狙う場所を教えてくれるバーチャル機能も目玉機能の一つ
これもアプリとの連携が必要で、5ラウンド使用すれば使えるようになります
ファーストインプレッションということもあって、ぼくはまだ5ラウンド使っていないから使えていないんですが、まさに専属キャディといった感じでしょう
ここに関しては今後使い込んでから新たに追記していきます
ガーミン アプローチS62の精度
ゴルフナビなので、精度面が肝心
実際のところここがダメだと使い物にならないので、他のゴルフナビと比較していきましょう
比較には「イーグルビジョンNEXT」「イーグルビジョンWATCH4」「GOLFBUDDY aim W10」と3機種を使っていきます
▼イーグルビジョンNEXTとの比較
センターはともに182ヤードとピッタリです。フロントエッジは2ヤードずれていますね
▼GOLFBUDDY aim W10と比較
センターは1ヤードのズレ、フロントエッジは2ヤードのズレです
▼イーグルビジョンWATCH4と比較
これはセンターとフロントエッジ両方ともピッタリ合っています
この日はハーフラウンドでしたが、いつもいくゴルフ場ということもありますし、距離的におかしく計測されるような場面はありませんでした
1ヤード2ヤードのズレはGPSナビとしては誤差の範囲内かなと思います
アプリと連携してさらに便利に
アプローチS62の本体だけでも使うことはできますが、機能をフルに使いたいならスマホアプリとの連携は必須!
アプリが2種類ありますが、ラウンドのデータを記録したり、風向き機能、バーチャルキャディの機能を使うには「Garmin Golfアプリ」が必要になります
接続自体はBluetoothで行うのですが、簡単に行なえます
▼まずはスコアカード機能
こんな感じでラウンド中に登録したスコアをみることができます
▼続いてはパフォーマンス統計データ
パフォーマンスを集計してくれて、平均スコアなどが出ます
▼ショットの概要ももちろんあります
アドバイスなどもくれます。アプローチ頑張れと言われていますね
▼詳細を確認を押すとこんな画面になります
ショットのバラつきや、それに対するアドバイスもくれます
▼コースごとの統計データも見れます
▼もうひとつの「Garmin Connectアプリ」はこんなデータがとれます
心拍数とか、ストレス、睡眠時間とか消費カロリーと体調管理にも役立つ機能があります
着信、メールやLINE、カレンダーの予定などの通知も来てかなり便利ですので是非連携しておきましょう
初回5000本はクラブトラッキングセンサーがついてくる
▼今なら初回の5000本限定で「アプローチCT10」というショットのデータが自動でとれるセンサーが3個ついてきます
ガーミンのゴルフナビを使うなら是非持っておきたいセンサー
▼こんな感じでクラブのグリップエンドに装着して使います
ねじ込み式になっているので、すっぽ抜けることはないです
これは何に使うかというと、先ほど紹介した「Garmin Golfアプリ」にも反映されていたショットのデータを自動で収集してくれるというモノです
Bluetoothでペアリングしておくと、クラブを使用した時に勝手にデータを蓄積していってくれます
これを付けていないと毎回のショット後に自分でクラブを登録しないといけないんですが、その手間が省けるので非常に便利だなと思います
ちなみにパターは手動ではデータが取れないのですが、CT10を装着すると、パターのデータも取ってくれるようになります
全14本に装着するのが理想的だと思うので、全部揃えたいところ
S62は「Suica」も使えるようになる
これもめちゃくちゃ嬉しい機能追加なんですが、なんと!今まではApple Watchだけが使えた「Suica」がGarminでも使えるようになります
Garminのスマートウォッチなどにて「Suica」が5月下旬以降に利用可能に!Approach S62やfenix 6X・6S・6、Legacyなどの各シリーズが対応 #smaxjphttps://t.co/d3Q3q9qUqM
— S-MAX編集部 (@smaxjp) April 16, 2020
これはかなりデカいよなーと思いますね、もちろんS62も対応しています
使えるようになるのは2020年の5月下旬以降とのことだけれど、これは最高のアップデートだと思いますね
▼その他、クレジットカードも登録して使えます
Garmin Payでクレジットカードを登録しておけば、財布とか携帯がなくても決済可能
これも「Garmin Connectアプリ」との連携が必要です
▼登録できるクレジットカードはこんな感じ
対応店舗はこちらでご確認ください
Garmin Payは対応店舗がまだまだ少ないですが、Suicaで決済できるようになるから弱点がなくなるような感じがしますね
気になるところ
強いていえば、コースレイアウト表示の画面で風向とか風速が表示されていれば完璧だったかなとは思います(贅沢か?)
画面を切り替えないといけないからどうしてもワンクッション入ってしまうので、少々面倒に感じます
機能としては最高なので、改善して欲しいとすればそこでしょう
▼この画面に表示されていれば最高
あとは値段でしょうか(笑)
ただ、ゴルフ系の機能としてはこの小さいな筐体に詰めこれるだけ詰め込んでいるといった感じだし、スマホとの連携による日常使いや今後のSuica対応などを考えれば納得感はあります
また、弱点とされていたバッテリー保ちも改善されていて、1ラウンド中に切れることはまずありません
GPSモードでも20時間保つから連続2ラウンドぐらいいけるかもしれませんね
まとめ
ガーミン アプローチS62の使用感についてご紹介しました
S60の時点でも優れたゴルフウォッチだったんですが、S62は細かな部分でブラッシュアップが行われていて最強の時計型ゴルフナビになったという印象です
精度面や、バーチャルキャディ、画面の見やすさ、風速・風向き表示など、ゴルフに関する機能ももちろんのことながら、日常使いできるスマートウォッチとしても進化しています
特にSuicaに対応したのはかなり大きくて、スマートウォッチを買おうとしているゴルファーならS62がベストな選択なんじゃないかなと感じます
ギア好きの方には是非チェックしてほしいアイテムですね
おすすめ度:
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