どうもまさです
このページでは、テーラーメイドの2019年モデルのボールである『TP5』と『TP5X』の試打を行い、評価レビューをしています。是非ボール選びの参考にしてみてください
テーラーメイドTP5とTP5Xは、現在世界ランク1位(2019年3月16日現在)のダスティン・ジョンソンや、2019年に入ってからテーラーメイドとボール契約を結んだリッキファウラーが使用しているボールということで、発売前から非常に注目度の高いモデルとなっています
ここ最近のテーラーメイドのボールは本当に飛距離性能に優れており、なおかつスピンも良くかかるので人気が爆発しています
ちなみに結論から言っておくと想像以上に完成されたボールで今シーズンのエース球になりそうな程の感触でした
テーラーメイド 2019 TP5&TP5Xの概要
TP5 | TP5X | |
構造 | 5層構造 | |
初速 | 速い | |
弾道 | 中/高弾道 | 高弾道 |
打感 | よりソフト | ソフト |
アイアンスピン | 普通 | 少なめ |
ウェッジスピン | かなり多い | 多い |
テーラメイドの最先端テクノロジーを詰め込んだ最高のツアーボールTP5&TP5X
5層構造によって、ティーショットからグリーンまで最高のパフォーマンスを発揮できるのが特徴。スピン性能をアップしているのに、ドライバーでの初速アップを実現した高性能ツアーボールです
最大限のキャリーを実現するソフトコンプレッションの「トライファストコア」に加えて、ソフトな打感ながら耐久性に優れる「ソフトキャストウレタンカバー」を採用しています
- 高弾性素材を採用し反発力アップ
- ソフトコンプレッションコアによる高弾道・低スピン
- グリーン周りでの強力なスピンを実現するソフトキャストウレタンカバー
2019年モデルのTP5シリーズの最大の特徴は5層構造のうちの4層目に「HFM=HIGH FLEX MODULUS」という素材を使用している点です
TP5とTP5Xの特徴を解説している記事もアップしていますので、合わせてご覧ください
関連テーラーメイドTP5/TP5Xの2019年モデルが発表!発売は2019年2月15日
テーラーメイドTP5&TP5X試打レビュー
試打には、キャロウェイEPIC FLASHドライバーと本間ゴルフTW737Vアイアンを使用しました
TP5&TP5Xの試打計測データを比較しながら性能を解説
ドライバーショットのデータ比較
TP5X | TP5 | |
ヘッドスピード(m/s) | 45.3 | 45.8 |
ボールスピード(m/s) | 65.7 | 66.4 |
打ち出し角(°) | 14.7 | 14.2 |
サイドスピン(rpm) | 27左 | 55左 |
バックスピン(rpm) | 1960 | 2437 |
キャリー(ヤード) | 258 | 254 |
総距離(ヤード) | 285 | 277 |
データを見ていただくと分かるとおり、2種類ともにキャリーで250ヤードをオーバーしてくるという結果になりました
飛距離面ではTP5Xが優秀
両者共に飛距離性能は素晴らしく、非の打ち所がないと言った感じですが、飛距離面ではTP5Xの方がキャリーで4ヤード飛びました。これはスピン量の関係で、2000rpm前後でありながら高弾道でキャリーをしっかりと出していけました
打感はTP5の方がとてもソフト
実際に打ってみた際のフィーリングはTP5の方が圧倒的にソフトなフィーリングです。TP5Xが硬いというわけではないですが、打ち比べてみると一目瞭然の違いを体感できます
フェース面への接触時間を長く感じることができるので、コントロールもしやすく、操作性ではTP5に軍配が上がります
両者ともに方向安定性は素晴らしい出来
両者共に余分なサイドスピンがかからないので、安定感も素晴らしい
昨今発売されているドライバーは曲げて攻めるというよりはストレート弾道で直線的に打っていくという感じなので、現代のドライバーに非常にマッチしているボールという印象です
- キャリーはTP5Xの方が出て、飛距離も出る
- 操作性重視ならTP5
- 両者共に曲がりにくく安定感抜群
アイアンショットのデータ比較(7番アイアンで試打)
TP5X | TP5 | |
ヘッドスピード(m/s) | 36.5 | 36.5 |
ボールスピード(m/s) | 49.7 | 49.7 |
打ち出し角(°) | 21.2 | 18.9 |
サイドスピン(rpm) | 148左 | 336左 |
バックスピン(rpm) | 5715 | 5896 |
キャリー(ヤード) | 155 | 154 |
総距離(ヤード) | 166 | 166 |
データ的にドライバーの時のような飛距離の差はほとんどありません
普段の7番アイアンの飛距離よりも飛んでいる
いつもは7番アイアンで総距離160ヤードを打っているぼくですが、TP5シリーズでは平均166ヤードという結果に。これはかなりの好感触で、ボールをチェンジする上でアイアンの飛距離アップは非常に魅力的な要素です
というのも飛距離は伸びているのですが、バックスピン量はあまり落ちていない(5000rpm後半)ので、簡単に言うと飛んで止まるということです
リッキーファウラーもテーラーメイドとの契約を発表した際に、アイアンの飛距離アップを挙げていましたが、まさにそのとおりの結果となりました。素晴らしいの一言です
やはり打感の面ではTP5の方が柔らかい
ドライバー同様にTP5の方がかなり感触的に柔らかいフィーリングとなっています。とはいえ打感に関しては好みも分かれる部分なので、どちらが優れているというわけではないですが、フェース面への接触時間を長く感じられるので操作性という観点で見ればTP5の方が良いかなと感じます
TP5Xの方が高弾道
TP5Xの方が打ち出し角で2°ほど高くなり、最大の高さでは4ヤードの違いがでました。この結果から見ると、昨今のストロングロフト化しているアイアンとのマッチングはかなり良さそうです
アイアンのロフトが立っているタイプを使っている方にはTP5Xがおすすめになってきますね
- 飛距離アップしているが、バックスピンもかかっているので飛んで止まる
- ソフトな打感を求めるなあTP5
- 高弾道を求めるならTP5X
まとめ
- 全てのクラブでソフトなフィーリンを求める方
- アイアンでラインを出して攻めていきたい方
- 操作性を重視する方
- ドライバーショット時の飛距離を重視する方
- アイアンでは高弾道で攻めていきたい方
- 直進性を重視する方
総合評価:
総合的にみて完成度の高いボールで、飛んで止まるを見事に具現化していると言えます
ツアー系ボール市場で現在もっとも勢いのあるテーラーメイドですが、トッププロの使用率が急上昇しているのも納得できる性能で、文句なしの満点評価です
以上、テーラーメイド『2019年モデル/TP5&TP5X』試打評価レビュー|今最も勢いのあるツアー系ボールの実力を徹底検証。という話題でした
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