試打&評価

【試打評価】キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』トラックマン4で飛距離計測

今回取り上げるのは「キャロウェイ ELYTE Xフェアウェイウッド」。こちらの試打計測を行ったのでレビューします

計測にはトラックマン4を使用(今まではGCクアッド使っていましたが、アプリなどソフトウェアの使いやすさから変更しました)

トラックマン4

ELYTEのフェアウェイウッドは5種類もあって、普通に考えて多すぎなんですが、この記事で取り上げているXは優しい方から2番目のモデル。ドローボールが打ちやすくて、高さも比較的出しやすいとされているタイプです。

結論から言っておくと、ELYTEフェアウェイウッド(スタンダード)の方が飛距離は出しやすかったですが、バックスピンも入りやすいので、多くの方がボールを楽に上げていけるのは『X』です。ヘッドは大き目かつシャロー形状なので構えた時の安心感も抜群なので総合的にみて「楽ちんなフェアウェイウッド」だと感じました。

まさ
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キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』の概要とデザイン

キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』
キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』のソールデザイン

17-4 ステンレススチール+トライアクシャル・カーボンクラウン+タングステン・スピードウェーブというウェイトが約34gという組み合わせ。スタンダードモデルのELYTEと内容は同じです。

キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』ソールデザイン2

今作の一番の特徴となっているのは、スピードウェーブというタングステンがヘッド内部の前側に浮いた状態で搭載されている点。これいよってトップ気味でボールが上がりやすいとキャロウェイは謳っている。

番手は3番〜7番ウッドまでラインナップがあります。。

キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』のヘッド形状横から

最近のキャロウェイのフェアウェイウッドはシャローなのが嬉しいところだと思っているのですが、今作もだいぶシャロー形状です。

キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』のヘッド形状
キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』のヘッド形状2

投影面積も大きいですし、ペタッと地面に吸い付くような平べったい形状。ボールを拾いやすそうな見た目で安心感が凄くありますね。

キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』のフェースと打感

フェアウェイウッドにも進化したAiフェースが備わっていて、コントロールポイントが10倍にアップしたというのはドライバー同様です。

あと打感がすさまじく気持ちよくて、弾きの良さと食いつきの良さの両立が見事に出きているという印象です。

キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』試打計測データ

計測スペック:3番ウッド 15°、シャフト:VENTUS for Callaway 5S(純正)

キャロウェイ ELYTE フェアウェイウッドのトラックマン計測データ2
まさ
まさ

ELYTE Xフェアウェイウッドの試打計測の平均データが下記

2024年よりフェアウェイウッドはヘッドスピード43m/s~44m/sでの計測に統一しています(1m/sぐらいは前後するのはご了承ください)。

項目トラックマン平均値
H/S (m/s)42.6
B/S (m/s)62.5
打ち出し角(度)15.9
打ち出し方向(度)0.4
バックスピン2871
スピン軸-5.9(左)
最高到達点34.7
降下角度(度)41.9
曲がり-10.5(左)
キャリー(yd)230.2
総距離(yd)253.9

3番ウッドではキャリー230ヤード、トータルで250ヤードを超えてくれば「よく飛ぶ」という基準を設けていますが、ELYTE Xフェアウェイウッドはほぼ基準ライン上の性能でした。

飛距離としては十分出てくれてはいますが、スタンダードモデルのELYTEフェアウェイウッドの方が飛びの性能は上でしたので、すさまじく飛んで最強!みたいな事はなかったです。

キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』のトラックマン計測データ4

弾きは良いですしフィーリングも良かったのでもっと飛んでくれてもよさそうではあったんですが、データを見てみるとバックスピン量がまあまあ多めで推移していることがわかります。

3000回転に迫るスピンが入るシーンもあったので、これが爆発的に飛ばなかった要因です。まあそれでも基準値を超えてきているのでELYTEフェアウェイウッドシリーズの基本性能の高さは感じます。

キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』のトラックマン計測データ2

最高到達点は高い部類です。スピンも入っているのもプラスされて効果角度も付いているので、グリーン上での止めやすさに関しては評価は高いですね。

あとトップ気味でもしっかりボールが浮いてくれるのでラクなモデルです。

キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』のトラックマン計測データ3

つかまりは良くてドロー系なのですが、極端な捕まり方はしなかったです。緩やかなドロー系という具合なので、非常に扱いやすいと感じました。

曲がり幅の平均は左10ヤードです。

キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』のばらつき

キャリーの落下地点の誤差は小さいですね。フェアウェイウッドでこれだけまとまってくれていればいう事はありません。

打点ブレによるボールスピードの低下だったりは最小限に抑えられている様子で、Aiフェースの進化はあるっぽい。と信じている。

良かった点と微妙な点

良かったところ

  1. トップ気味でもボールが浮きやすくて高さを出しやすい
  2. バックスピンが入りやすいのでキャリーが安定する
  3. シャローでボールを拾いやすい
  4. カチャカチャ搭載なのでカスタマイズもしやすい

微妙なところ

  1. 飛距離性能はELYTEフェアウェイウッド(スタンダード)の方が出る

キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』ドの性能評価チャート

キャロウェイ ELYTE Xフェアウェイウッド
飛距離
8/10
上がりやすさ
9/10
つかまり
8/10
方向性
8/10
操作性
6/10
打感
9/10
安心感
9/10

スタンダードのELYTEフェアウェイウッドが良すぎるのでどうしても見劣りする部分はあります。特に上がりやすさを重視していないならELYTEフェアウェイウッドの方をおすすめしたいところ。

とはいえより大きな見た目で安心感が欲しいだったり、地面からの上がりやすさの方を重視したいなら今回のXを選んだ方がいいでしょう。

捕まりは比較的穏やかでストレートイメージからややドローぐらいをイメージできるので扱いやすさも優秀。

打感については非常にハイレベルなフィーリングで、総合力は素晴らしい出来栄えでした。

とにかく楽ができて簡単なフェアウェイウッド

キャロウェイ『ELYTE Xフェアウェイウッド』

見た目どおりで非常にラクができるフェアウェイウッドです。どこから打ってもある程度の高さを保証してくれるので、キャリーを大幅にロスするようなことが少ないモデル。

フェアウェイウッドは特に難しいクラブにはなるので、難易度を下げていきたいけれど極端に捕まりすぎるタイプは嫌だという方にはマッチしそうです。

とはいえELYTEフェアウェイウッド(スタンダード)も同じぐらい高さを出せるし飛距離も出ていました。よほど大き目なヘッドが良いという方でもなければELYTEフェアウェイウッドの方をおすすめしたい。

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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